LOG IN

2017-12-07

by kikoko

12月が束になっても1月の寒さには敵わないけど、7月はどんなに大きく振りかぶった手をぶつけても12月には敵わない。

1月は4月の陽気を感じることも、鳥のさえずりも桜の美しさを見ることもできない。


7月には夏を名乗る権利があるし、12月には冬を名乗る権利がある。
きっとそれぞれの月がそれぞれに、四季を名乗る権利がある。


ぼくは7月に生まれて、もう23回。
彼に夏が似合うからと言って、ぼくにも夏が似合うわけじゃないけれど、
浜辺から駐車場へ向かう舗道に、ゆらゆら見える蜃気楼が「おいでおいで」と言ってる気がして



冬真っ盛りだ。
吐く息が白い。

「空気が綺麗なところでは白い息は出ないんだよ」

真っ黒な空においしそうな色をしたイルミネーション。
ぼくがそこに華を添えられる唯一のもの。

こんな綺麗な白。
そっと、ぼくだけのもの。



kikoko
OTHER SNAPS