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新社会人になる

by kikoko

朝が来る。

だけど起き上がる頃にはもう昼で、目が覚めるころには夜になっている。


朝食を摂ってテレビを見て、10時前には外出するというルーティンはいつの間にか無くなった。ごはんを食べるために使っていたテーブルには、大量の煙草の吸い殻とリモコンが置かれているのみ。

もっぱら惰性で見ていた朝の情報番組も、昼のバラエティ番組にシフトしていて、ただでさえ冴えない脳にまるで合わせてくれているかのように何も考えずにボーッと大きな画面を見るだけになってしまった。


こうも腑抜けになってしまうと、新生活が始まったときが不安で仕方なくなる。だけども一日一日の時間の進みは遅々とはせず、今日もすでに日付を超えているのにダラダラと寝るのをためらって夜更かしモードに突入しようとしている。

新社会人になる。

先に卒業した先輩、社会で活躍しているであろう大人、いろんな人が説く。「大変だ」と。

おそらくだけどそれは枕詞として「大学生というグダりきった生活に慣れてしまっている身体では」という言葉が隠されているようにしか思えないけれど。


バイトも最長で2年しか続かなかったわけだからきっとどんなに感覚的に合う会社だろうと絶対に辞めたくなるに決まっている。そのくらいのふてぶてしさがあった方がむしろいいぐらいじゃないか?

つらい、キツイ、辞めたい、帰りたい、人間関係に苦しんでる、etc、、、.。

だいたいどれもこれも経験してきた。たぶんそれが形を変えてまた襲ってくるんだろうけれど、どうやらそれは実際に経験してみないと分からない領域らしい。下手にキラキラした目をしていくより、二徹明けぐらいでドンヨリしてるような目で何もかもを見ていく姿勢ぐらいがちょうどいいだろう。


ふう。


kikoko
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